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上毛新聞 2016年8月25日掲載
メディア掲載
2016.08.25
〜以下 記事抜粋〜
明るいロービに集まった20人ほどのお年寄りが、紙芝居「金色夜叉」にじっと見入る。高崎市吉井町のグループホームにこにこ倶楽部。地元で学習塾を経営するボランティアの岩田恭さんが声の調子を変えながら、お年寄りたちを物語の世界に引き込んだ。
「地域に密着した施設として、近隣とのお付き合いを大切にした」と管理者の岡田京子さん。ボランティアだけではなく、真庭小の児童が、「まち探検」で訪れたり、かぶら幼稚園の園児らと一緒に敬老の日やクリスマスの行事を楽しむ。真庭公民館で月1回開かれる「ふれあいサロン」にも参加し、地域に溶け込んでいる。
同ホームは認知症のお年寄りが家庭的な雰囲気の中で共同生活を送る。入所している27人の平均年齢は85歳。要介護度や認知症の程度はさまざまだが、職員が一人一人の状態に合わせて支援する。洗濯物を畳んんだり、献立を各部屋に配るなど役割を持ち、機能の予防に努めている。
プリントに文字を書く「書き方」、唱歌を楽しむ「歌の日」など曜日ごとにレクリエーションを設けているのが特色。脳を活性化させるため、日曜は「脳トレの日」として計算問題に挑戦している。
岡田さんは「入所している方たちはみな人生の先輩。家族のように寄り添っていきたい」と話している。
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