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介護専門職の総合情報誌 おはよう21 2010年4月号掲載
メディア掲載
2010.04.01
〜以下 記事抜粋〜
らんらん倶楽部は家の集合体のような造りをしています。これは、各部屋のベランダに陽が入りやすいようにするためです。ベランダ越しに陽が差し込めば、たとえ認知症があっても、外の空気を吸ってみたくなるでしょう。それが、安全といういわば職員側の都合で叶わないのであれば、活動を制限する取り組みとなってしまう。
しかしそうした取り組みは、職員と利用者の関係性が構築されるについて、自然と解消されてきました。「利用者が自分の父親や母親だったらどうするかなど、常に身近なことをして考えるように指導している」と言います。「そうすることで、必要とされる支援を考える際にも、具体性のある支援が提供できます。」
いざ利用者の活動を支援する段になると、らんらん倶楽部のハードは手段として使いやすいものです。外観は独立した家の集合体を思わせる趣きで、地域の中でも違和感がありません。また、ユニット内も天井が吹き抜けで開放感があり、個室から共有スペースに至る動線は適度な距離があります。
利用者の活動を支援するハードとして忘れてはならないのは、農園の存在です。施設に隣接した土地を一昨年購入し、400坪の農園を作り上げました。年初めは春菊やほうれん草、ネギ、春になるナスやキュウリを収穫します。昔農業に勤しんだ利用者の多い土地柄もあり、専業農家の手助けを借りながら、利用者も苗を植えることから収穫まで、一貫として野菜づくりにかかわります。
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